WordPressテーマのSANGOを使ってみた感想、機能の特徴、メリット・デメリット

今回は、WordPressテーマのSANGOについての紹介です。

サブのブログでSANGOを使っているのですが、このテーマにはかなり満足しています。

SANGOのおすすめ点や不満点など解説していきます。

この記事は、WordPressテーマ開発者かつ長年ブログを運営している筆者SHIROMAが、さまざまなテーマを使ってみてレビューするシリーズです。

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SANGOの概要

SANGOは、「サルワカ」の運営や「Zenn」を開発しているCatNoseさんが作ったテーマです。

金額は税込14,800円(2023年4月9日現在)です。

BOOTHにて販売されています。

SANGO:心地よいWordPressテーマ – SANGO – BOOTH

レンタルサーバーのConoHaWINGとセットで購入すると、若干安くなります。

SANGO|レンタルサーバーならConoHa WING

うちでもConoHa WINGは使ってまして、機能面や操作性は良いので結構おすすめです。

SANGOのメリット・おすすめポイント

SANGOにはたくさんのおすすめポイントがあるのですが、今回はいくつかを紹介したいと思います。

オシャレなデザイン

「サルワカ」というオシャレメディアを作っているCatNoseさんだけあって、このテーマもオシャレな仕上がりになっています。

Googleが提唱しているマテリアルデザインに準拠しており、操作感が気持ちいい作りになっています。

このようなデザインのサイトを簡単に作ることができます。

豊富な設定

デザインや表示に関する設定は「外観」→「カスタマイズ」から行います。

「カスタマイズ」で設定ができるメリットは、サイトをプレビューしながら行えるという点です。

カスタマイズの設定画面で実際の表示を見ながら設定できます。

SEOや高速化など、外観ではなく中身の設定は「SANGO設定」で行います。

読み込みが速い

デザインとサイトのパフォーマンスを両立させるのは案外難しいのですが、このテーマは表示速度が速いです。

SANGOはAMPに対応していませんが、テーマ自体の速度でカバーしているので特に問題はありません。

基本的なSEOの設定はテーマでできる

SEOに関する基本的な設定は、テーマでできるようになっています。

特殊な使い方をしないのであれば、All in One SEO Packプラグインはインストールしなくても良いでしょう。

プラグインを増やすと不具合になりやすいので(All in One SEO Packの不具合もたまに報告されている)、プラグインなしで設定できるのは便利です。

豊富なオリジナルブロック

SANGOには、オリジナルのブロックが豊富にあります。

ブログ運営に便利なブロックがたくさんあるので、デザイン性の高いページを作成できます。

複数サイトで利用可能

SANGOは一度購入してしまえば、複数のサイトで利用することができます。

実は、テーマで利用サイト数を制限すること自体、WordPressのライセンス(GPL)に違反していることになるのです。

一度手に入れたテーマでサイトを複数作るという権利は、本来は制限されるべきではありません。

ですので、WordPressのテーマはSANGOのようにあるべきなのです。

詳しくはGPLライセンスで調べてみて下さい。

SANGOの便利な機能

SANGOに便利な機能がいくつもあります。

SANGO Land

SANGOには、「SANGO Land」というサービスがあります。

サービス内に掲載されているデザインされたブロックを、自分のサイトにペーストするだけで利用できます。

SANGO Land – SANGOカスタムブロックのギャラリーサイト

自分でデザイン・レイアウトできないという方は、SANGO Landのブロックを使ってみてください。

コンテンツブロック

登録しておいたブロックを再利用できる「コンテンツブロック」という機能があります。

WordPressには「再利用ブロック」という使い回しができるブロックがありますが、実際に使ってみると再利用ブロックは間違って編集してしまうミスが起こりやすいです。

コンテンツブロックはコンテンツブロックの編集画面でしか編集できない(投稿画面から直接編集できない)ので、誤って編集してしまうことがありません。

また、コンテンツブロックに広告を入れることによって、クリック数を計測することもできます。

高速化設定

他の有料テーマでも基本的な高速化設定はありますが、SANGOはより機能が充実しています。

キャッシュ機能は一般的にはプラグインで設定できますが、SANGOはテーマ側でキャッシュの設定ができます。

CSSやJavaScriptをインラインで読み込んでファイルダウンロードの時間を短縮することもできます。

不要なCSSやJavaScriptファイルの読み込みをキャンセルすることで、サイトを高速化できます。

SANGOのデメリット

そこまで不満点はないのですが、強いて言えば以下のような点。

AMPに対応していない

SANGOは、正式にAMPには対応していません。AMP対応させるには、プラグインを使って対応させる必要があります。

AMPに対応しているテーマ(Affinger5やCocoonなど)では、AMP用のアドセンスが簡単に挿入できるのですが、SANGOは対応していません。

おそらくですが、AMPというのはデザインを最小限にする必要があるため、デザイン重視のサイトには適していません。

AMP自体がそこまで普及しなかったので、特に気にする必要はないでしょう。

よりデザインにこだわっているテーマなので、あえてAMPに対応させていないのかもしれません。

デザインが被りやすい

非常に人気のあるテーマなので、SANGOを使っているブログはとても多いです。

マテリアルデザインという他のテーマとは異なるデザインなので、個性は少々強めです。

そのため、一目でSANGOと分かるので、デザインが被ってしまうのは避けられません。

PageSpeed Insights

ページの速度最適化をテストする「PageSpeed Insights」で計測してみました。

PageSpeed Insightsは同じテーマでもサイトの中身や設定、サーバーのスペックによって点数がかなり変わります。

SANGOなら必ずしも近い点数が出るとは限らないので、その点は注意してください。

トップページの速度

まずはトップページのモバイル。

サイトの運営上問題がなさそうな高速化設定はONにして計測しています。

トップページのモバイル

なかなかの高得点が出ました。そこまでゴリゴリにカスタマイズしているサイトではないので、トップページをガッツリ作り込むともう少し下がるとは思います。

モバイルでこれだけの点数が出れば合格点でしょう。

お次はPC。

トップページのPC

PCに関しては99点。ほとんど減点がありません。

記事ページの速度

お次は記事ページを計測してみました。

記事ページのモバイル

こちらはモバイルでトップページと同じ点数が出ました。

画像をあまり使用していないページでの計測だったので、画像をたくさん使用するともう少し下がるかもしれません。

記事ページのPC

こちらもトップページのPCと同じ点数でした。

SANGOはこんな人におすすめ

SANGOは、ブログを始めたばかりの初心者にはとてもおすすめのテーマです。

簡単にオシャレなデザインにでき、設定も難しくありません。

どちらかといえば、ゴリゴリのアフィリエイトサイトよりもブログ向きのデザインという感じはあります。

とは言っても、多くのアフィリエイトサイトに使われてますし、収益化に便利な機能はちゃんと実装されています。

満足度

満足度はかなり高いです。機能面はほぼ言うことはないでしょう。

あとはデザインの好みの問題で、SANGOのデザインが気に入っている人には躊躇なくお勧めできます。

WordPressのテーマ選びに迷っている人は、試しに購入してみても良いでしょう。

SANGO:心地よいWordPressテーマ – SANGO – BOOTH


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