今回はSEO対策がしやすいWordPressテーマの紹介です。
ブログのアクセスを増やしたい、アフィリエイトで儲けたいという人にピッタリの内容です。
WordPressというのは無料のブログサービスとは違い、一から自分だけのブログを作ったり、配布されたテンプレートをインストールしてHTML(PHP)からカスタマイズできたりと、非常に自由度の高いサービスです。
また、はてなブログやアメブロなどのブログサービスのように、管理画面から簡単に記事作成ができます。しかも管理画面や記事編集ページでさえもカスタマイズすることができるのです。
WordPressのインストール自体は無料でできますが、公開するにはレンタルサーバーなどを自分で借りて用意する必要があります。レンタルサーバーは安い所であれば月々数百円で借りられます。
ブログだけではなく、頻繁に更新されるサイトはほとんどWordPressで作られていると言っても過言ではありません。
そんなWordPressですが、多くのブログ運営者に使用されており、豊富なテンプレートテーマが制作・配布されています。
今回は、SEOに強いと言われているWordPressテーマを有料と無料の二つに分けて紹介していこうと思います。
ダウンロードをして使ってみたり、ソースコードを覗いたり、カスタマイズしてみたりと、実際に試してみました。
ブログ運営者にとってSEO対策は必須かと思いますので、気になる人は一度目を通しておいてください。
目次
SEO対策におすすめの有料WordPressテーマ
まずは有料のテーマを紹介していきます。
有料のテーマは既に綺麗にデザイン済みのものがほとんどなので、自力でカスタマイズができない初心者にはピッタリです。
価格は安いとは言えませんが、長くブログを続けていくのであれば有料にするのもアリだと思います。特にカスタマイズが苦手な人向けです。
WING(AFFINGER5)
WordPressテーマ 「WING(AFFINGER5)」
14,800円(税込)/2019年12月27日現在
豊富なSEO設定で、検索対策ができるWordPressテーマです。
テーマ自体はそこまで高速ではありませんが、AMPが使えるのでモバイルでは高速表示できます。
SEOで重要なのはモバイルでの速度なので、AMP対応は有利となります。
以下はSEO設定項目の一例です。
カテゴリーページをカスタマイズできるのも、SEOに強いポイントです。
多くのブロガー・アフィリエイターが利用しており、SEO・収益化には定評があります。
一回の購入で複数のサイトで利用が可能です。
- AMPに対応
- 細かいSEO設定ができる
- カテゴリーページのカスタマイズができる
THE THOR
【圧倒的にSEOに強く・上位表示されやすいWordPressテーマ】 THE・THOR(ザ・トール)|テーマ&サポートプラン
価格:16,280円(税込)/2019年12月27日現在
こちらも豊富なSEO設定が実装されているWordPressテーマです。
AMPにも対応しているのでモバイルでの高速化が可能です。
記事の装飾機能が豊富なので、効率的な記事執筆が可能です。サクサク書けて、素早く記事をアップできるのは良いですね。
- AMPに対応
- 細かいSEO設定ができる
- カテゴリーページのカスタマイズができる
STREETIST
価格:14,300円(税込)/2020年1月1日現在
手前味噌ですが、私が制作したWordPressテーマです。様々なテーマを研究して開発しました。
豊富なSEO設定を搭載しており、サイト表示も高速です。
アフィリエイトに便利な機能も多数あるので、収益化にも便利です。
私自身ブログで収益をあげているので、その経験を活かして作っています。
- 高速化設定
- 細かいSEO設定ができる
- 多くの記事装飾機能
賢威
価格:24,800円(税込、2019年12月29日現在)
アフィリエイター御用達のWordPressテンプレートいえば、これ。SEOで有名な「ウェブライダー」が開発しているテーマです。
多くのアフィリエイターが利用しており、その数なんと25,000以上のユーザーがいるそうです。
様々なキーワードで上位に表示されている実績がとても信頼できます。ウェブライダーの松尾さんと言えば、SEO界隈ではかなり有名な方ですね。
賢威を利用者であれば、「賢威フォーラム」が閲覧できるという特典もあります。テンプレートだけではなく、色々な情報を手に入れたいのであれ、利用してみてもいいかもしれません。
画像のカラーだけでなく、現在6色の中から選ぶ事ができます。
SEOのプロが作ったテーマなので、SEO内部対策がバッチリなのは間違いないでしょう。
DIVER
アフィリエイター収益最大化!最新SEO対策済み!wordpressテーマ「Diver」
価格:17,980円(税込、2020年1月2日現在)
こちらもSEOにかなり力を入れているテーマです。
無料・有料問わず100以上のWordpressテーマをとことん分析して開発されているとのこと。
開発者全員がバイラルメディアやキュレーションサイトの運営経験があり、非常に信頼できるテーマです。
AMPにも対応しているので、モバイルでの高速表示も可能です。
SEOだけではなく、デザインもかなり作りこまれており、価格以上の価値があるでしょう。
SANGO
実際は上で紹介したテーマよりほどSEO設定は充実していないのですが、表示が速いのでおすすめです。
細かいSEOの設定は「All in One SEO Pack」を使えば問題ありません。
- 高速化設定
- 多くの記事装飾機能
- 多くの記事装飾機能
Emanon
驚くほどたくさんの機能があり、痒い所に手が届くといった感じのテーマです。
「Emanon Free」(無料)、「Emanon Pro」(9800円)、「Emanon Businesss」(12,800円)の三つのタイプがあります。
無料版だとかなり機能が制限されるので、高機能な「Emanon Pro」がおすすめです。「Emanon Businesss」は中小企業の経営者や個人事業主などのビジネス向けのテーマです。
構造化データ対応とSEO内部対策済みのWordPressテーマです。HTML内部構造が論理構造になるよう工夫し、検索エンジンがインデックスしやすい構成となっています。
ページ単位でnoindex nofollow設定、メタタグ設定が可能です。
リンク先の「Emanon Pro」のデモを見ると分かりますが、かなり細かい設定ができます。
Liquid
価格:いくつか種類があり、価格がことなるので詳しくはサイトをご覧ください。
初心者から上級者まで使いやすいWordPressテーマです。いくつか種類があり、コーポレート用・個人用など幅広いユーザー向けのテーマが用意されています。
Bootstrap対応。とてもスタイリッシュ。他の有料テンプレートと違ってシンプルですが、テーマカラーを管理画面から選ぶことができます。
WordPressの公式テーマチェックをクリアしているので、安心して利用できます。モバイルフレンドリーで、スマホからの閲覧もとても綺麗です。
ただ、他の有料テーマに比べるとカスタマイズの知識はあった方が良さそうです。
有料テーマのメリット
冒頭でも説明しましたが、有料テーマにはメリットがたくさんあります。
- デザインのクオリティ・完成度が高く、カスタマイズしないでも大丈夫。
- 高機能なものがほとんどなので、プラグインを最小限に抑えることができる。
- 企業が販売しているものであれば、開発が止まる可能性が低い。
CSSとかPHPとかデザインとか、その辺りの知識がない人は有料テーマにしておくのが良いでしょう。
WordPressには機能を拡張するプラグインというものがありますが、あまり入れすぎるとサイト速度に影響が出たり、不具合が発生する可能性があります。
すでに機能が充実していれば、プラグインを最小限におさせることができます。
また、無料のテーマは個人が提供していることが多いので、開発がストップしてしまう可能性があります。
有料テーマなら企業が制作しているものが多く、その点は安心できます(もちろん、企業でも開発がストップする可能性はあります)。
SEO対策におすすめの無料のWordPressテーマ
次はSEOに強い無料のテーマを紹介していきます。
無料テーマの特徴は、そのシンプルさです。多くの無料テーマはデフォルトがシンプルなデザインになっているので、自分の思い通りにカスタマイズするのに向いています。
Cocoon
「寝ログ」のわいひらさんが制作した、超高機能な無料テーマです。
無料なのにここまでやるか!と叫びたくなるほど、機能が充実しています。欲しかった機能は漏れなく搭載しているようなテーマです。
しかも表示は高速で、AMPにも対応しています。
ただ、有料テーマに比べるとデザインは劣る面はあるので、CSSができる人向けかなとは思います。
機能で無料テーマを選ぶなら、間違いなくNo.1と言えるテーマです。
Luxeritas
Luxeritas Theme | SEO最適化、レスポンシブ、高カスタマイズ性、とにかく速い、無料の WordPress テーマ
ページの速度にとことんこだわり、モバイルフレンドリーでSEOにも最適化されているテーマです。管理画面からかなり詳細な設定ができます。
本当に「これで無料?マジかよ?」という感じです。ただ、使っている人はそこまで多くないので、カスタマイズの情報が少なめです。
自分である程度設定やカスタマイズができる人向けではあります。
プラグインでSEOを強化する
ここまではSEO対策がしやすいテーマを紹介してきましたが、SEOの設定が少ないテーマでもプラグインを使えばSEOを強化することができます。
SEO対策でおすすめのプラグインは、「All in One SEO Pack」です。
All in One SEO Pack – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
個別記事のnoindex、nofollowの設定やcanonicalの設定、タイトルやmeta descriptionの設定などが行えます。
テーマのSEO設定に不満があれば、このプラグインを入れておきましょう。
また、SEOには高速化も重要なので、画像を圧縮できる「EWWW Image Optimizer」というプラグインもおすすめです。
EWWW Image Optimizer – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
このプラグインの良い所は、WebPという次世代画像フォーマットに対応している点です。
SEOにおすすめのテーマの特徴
SEOに強いテーマというのは、noindex、nofollow、canonical、meta descriptionなどの設定が細かくできます。
また、ページの表示速度も重要です。
他にも、カテゴリーページのカスタマイズなど、細部にまで配慮が行き届いているテーマはSEO対策がしやすいです。
上記で紹介したテンプレートテーマがSEOに強いと言われるのは「基本的なことができている」からです。
HTML5には、headerやfooter、article、sectionなどのタグがあり、それらが適切にマークアップされている必要があります。
また、パンくずリストなどには構造化データマークアップ(schema.orgなど)が記述されているのが好ましいですね。
レスポンシブはもはや当たり前。スマートフォンでも綺麗に表示されます。今の時代、スマホが主流ですからね。
これらの基本がしっかりとできているのが、SEOに強いと評されるテーマの共通点なのです。
また、管理画面だけでSEO対策やアクセス解析に必要なタグが設定できるのも特徴です。
その他にも、シェアボタンはデフォルトでついており、OGPも設定されています。
HTMLの基本がしっかりできていて、サイト運営者の痒い所にも手が届くのがこれらのテーマです。
アフィリエイトで収益をあげるには、かならずSEO対策済み、そしてアクセス解析がしやすい上記で紹介したようなテンプレートを使いましょう。
日本のテンプレートをすすめる理由
今回は日本国内のテンプレートを紹介しましたが、それには理由があります。
確かに海外のテンプレートは種類も豊富ですし、カッコイイデザインも多いです。ただ、海外のテンプレートは困った時・不明なことがあった時に、調べるのがとても面倒です。日本語で読める情報があまりないと途方に暮れてしまいますよね。
それに制作者・制作会社に何か連絡を取りたいと思っても、相手が英語だと難しいですよね。
とにかく、日本製のテンプレートテーマは情報収集が楽なのです。
また、海外のテンプレートは英語のコンテンツではカッコよく見えるかもしれませんが、日本語を表示してみるとイマイチなこともあります。もともと日本語で綺麗に見えるように設計されていませんからね。
これらの理由から私は日本製のテンプレートをおすすめしています。
SEO対策の効果を最大限発揮できるサーバーを使う
ここまでテンプレートの話をしていきましたが、意外と見落としがちなのがサーバーの性能です。せっかく高速のWordPressテーマを導入しても、サーバーの速度が遅いと台無しです。
昨今のモバイル重視の情勢を考えると、サイトの表示速度というのはSEOにおいて非常に重要な要素となります。
WordPressに使うサーバーはエックスサーバーがとてもおすすめです。
非常に高速でページを表示することができるのはもちろん、急激な同時アクセスにも抜群に強いです。
また、サーバーへのWordPressのインストールが簡単にできる点も魅力ですね。
SEOにとことんこだわって、急なアクセスを取り逃したくないのであればエックスサーバーを使って下さい。
最後に注意点
こんなことを言ったら元も子もないのですが、SEOの基本は記事の内容です。外見やHTMLの構造がちゃんとしていても、記事が微妙では全く無意味です。
SEOに最適化されているからと言って簡単に上位表示されるという訳ではないですからね。
しかし、少しでもSEOで不利にならないためにも、SEO対策済みのテーマを使っておいた方が良いでしょう。なんだかんだSEOは細かいことの積み重ねでもありますからね。
まとめ
このように、様々なSEOに最適化されたテンプレートテーマがたくさんあります。自分でCSSをいじってカスタマイズできる人は無料で大丈夫だと思います。
逆に、CSSが分からないという方には有料テーマがオススメです。
この記事を参考に、お好みのテーマを見つけてください。
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