「職業に貴賤なし」の大嘘

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「職業に貴賤なし」

一般的には、「どんな職業も社会の役に立っているのだから上も下もない」という意味で使われています。どんな職業も平等に貴いものだと。

しかし、実際色々な職業を経験してみると、明らかに職業によって相手の対応というのは違ってきます。

 

私が新卒で入社したのは某証券会社。証券会社というと、世間的な地位は高いイメージがありそうですね。私自身は大した人間ではないですが。

入社後はとある地方の支店に配属されました。そこでは証券会社勤務というだけで何かとチヤホヤされます。よく先輩にスナックに連れてかれましたが、そこでも明らかに他の客よりも丁重にもてなしてくれます。

 

クズな私は、その証券会社を1年で辞めてしまい、東京に出てフラフラと生活していました。

その後は、とあるインテリアショップで働きましたが、給料のあまりの安さに絶望。転職して、派遣社員として家電量販店で働くことになります。

家電量販店って意外と給料良いんですよね。きっと、不人気な職種な上に知識が必要なので給料を上げないと人が集まらないのでしょう。

 

それにしても、家電量販店の社会的な地位の低さといったらない。まず、客の態度。明らかにバカにしたような態度の輩が結構います。

そして、ひどいのが女性関係。当時飲み屋で知り合った女性に連絡先を聞かれたので、教えたんですよね。LINEでやりとりしてて職業を尋ねられたので正直に「家電の販売」って言ったら、連絡が来なくなりました。

いやいや、連絡先聞いてきたのあなたでしょ?それはないでしょ?

 

 

証券会社で働いていた頃と比べると、家電販売員に対する世間の扱いはこれほどまでに違うのかと。

 

職を転々としていた私ですが、現在はWEBデザイナーとして働いています。仕事内容はもちろん、社内の雰囲気も自分にぴったりな職場なので、ずっとこの仕事で頑張っていこうと思っています。

 

まあ、私のことはどうでも良いとして、職業によって差別される風潮、どうにかなりませんかね?

 

家電量販店でよくあるクレームが「質問したいことがあるのに、店員が見つからない」。

そりゃそうですよ、人手不足なんですから。社会的な地位が低い仕事ですので、誰も働きたくないですよ。社会的地位が低ければ人材も集まらない。

 

家電の販売だけではないですよ。差別が増えれば、職業によっては人手不足が慢性化してしまいます。巡り巡って不利益を被るのは消費者。人手不足だとサービスの質も低下しますからね。

 

さらに今後は少子化の影響で労働力人口はどんどん減っていきます。今よりもどんどん人手不足になっていくんですよ?当たり前のように店員がいる時代ではなくなるかもしれません。

確かに、人材不足の原因はブラック企業の存在もありますが、消費者にも原因があると思いますよ。

 

消費者である私たちも、従業員が働きやすい環境を作る必要がありませんか?

 

なんなら働いてるだけでも素晴らしいことじゃないですか?

 

色んな職業があって社会は成り立ってるんですよ。

 

※当記事は「社会的に必要とされる仕事」についての話であり、詐欺やマルチまがいを正当化するものではありません。

 

 

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