日本史めっちゃオモロイ
私が中学・高校生だった時は、日本史に全く興味がなく、テストの点数も良くありませんでした。周りに日本史が大好きで、日本史だけは高得点取ってるような人っていませんでしたか?私にはその気持ちが全くわかりませんでした。
その後、日本史に興味が持てないまま時は過ぎ、そのまま成人を迎えます。
ある時知人に薦められて司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』を読んでみたんです。
めっちゃ、面白い!!
何で早く気がつかなかったのか。この時初めて、日本史が好きな人の気持ちが分かりました。
その後は、歴史小説やら専門書を読み漁りましたね。
好きな歴史上の人物はたくさんいますが、その中でも一番は空海ですね。日本史の授業について話す前に、ちょこっと空海について紹介します。
歴史好きな方からしたら、「そんなの知ってるよボケ」とか思われるかもしれませんが、お付き合い下さい。
好きな歴史上の人物 空海
私の好きな歴史上の人物は空海です。一般的には弘法大師とも呼ばれています。空海の天才っぷりが凄いんですよ。
空海は唐の長安に2年ほど留学してますので、そこで中国語と梵語(サンスクリット)を学んでます。しかもしっかり習得してます。トリリンガルです。
長安では、恵果和尚に弟子入りします。そこで恵果和尚は「なんか凄いやつきた!密教の奥義教えちゃお」ということで、元々いた弟子を差し置いてスーパールーキー空海に奥義を教えちゃうんですね。
他の弟子たちはきっとこう思ったでしょう。
「おいおい、俺ここで何年も修行してるのにまじかよ、和尚!」
ちなみに密教というのは、秘密の教えなので密教です。書物で奥義を伝えるのではなく、口で伝えていくものです。
まだまだスゴイ空海伝説
空海の凄さはこれだけではない。みなさんもご存じかと思いますが、空海は書の達人でもあります。「弘法筆を選ばず」「弘法も筆の誤り」という諺は有名ですね。
嵯峨天皇・橘逸勢とともに「三筆」と呼ばれています。ちなみに橘逸勢は空海と唐留学に行った人です。
さらに、温泉をたくさん発見したという伝説もあるんですよ。日本各地に空海が見つけた温泉がたくさんあります。(ほとんどが便乗商法かと思われますが)
空海は讃岐(現在の香川県)生まれで、讃岐うどんも空海によって中国からもたらされたという伝説もあります。
男色の元祖ともいわれてます。
空海は高野山に金剛峯寺を建てて、そこを拠点にして真言宗を広めていきます。
今では高野山にはたくさんの歴史上の人物のお墓がありますし、多くの人が参拝しています。仏教の聖地ですね。
日本史の授業はつまらない
ここには書ききれないほど弘法さまにはたくさんの伝説があります。しかし、日本史の授業では、空海・真言宗・高野山・金剛峯寺のセットを丸暗記するだけです。最澄・天台宗・比叡山・延暦寺のセットと一緒に覚えましたよね。
興味わかねぇよ。これじゃ。
日本史=暗記科目 って思うと超つまらないです。日本史は物語なんですよ。
先ほど空海の話をしましたけど、空海が讃岐生まれで、密教学んで、三筆と呼ばれて、高野山に入ったことくらいはすんなり頭に入ったと思います。
私は一言も覚えろと書いてないです。エピソードを交えれば結構頭に入るんですよ。
まあ、教科書がそもそもつまらないですし、先生も教科書に沿って授業しなきゃいけないからしょうがない部分はありますが…。
どうにかなりませんかね!
日本史知ってて何が一番役に立つかといいますと、旅行の楽しみが増えるんですよ。戦国武将ゆかりの地とか、お城とか観光するの楽しいですよ。
もっと、早く日本史のに興味持ってたら、あの時の旅行もっと楽しめたのになーっていう後悔もあります。
日本史なんて興味がないという方!司馬遼太郎さんの本は教科書の1000倍面白いですよ!