現在、私はフリーランスで仕事をしています。
巷では「フリーランス最高!」と叫ばれていますが、良い事ばかりではなくデメリットもあります。
フリーランスになろうか悩んでいる人のために、メリットとデメリットについて書いていこうと思います。
これからフリーランスになろうとしている・悩んでいるという人は参考にしてください。
目次
フリーランスのメリット
まずはメリットについて書いていきます。
煩わしい人間関係がない
会社員だと、苦手な上司がいたり馬が合わない社員がいたりと、人間関係が面倒だと感じることもあるでしょう。
部下を持てば、部下の教育をしなくてはいけません。
フリーランスには上司や同僚、後輩がいないので、煩わしい人間関係から解放されます。
会社員のストレスの大半は、恐らく人間関係でしょう。
ストレスはかなり軽減されています。
自分のペースで仕事ができる
フリーランスになれば、自分の好きな時間や曜日に仕事をすることができます。
納品物がある場合でも、納期に間に合えさえすればいつ働こうが自由です。
好きなタイミングで休憩して、比較的人が少ない曜日に出かけることもできます。
満員電車に乗らなくて良い
嫌ですよね、満員電車。私も大嫌いです。
満員電車で移動するだけでストレスが貯まってしまいます。
朝の電車は特にピリピリしていて、嫌な目に遭うこともしばしばあります。
フリーランスになると通勤をしなくて済むので、満員電車に乗らなくても大丈夫です。
そもそも電車に乗る回数が激減します。
スピード感が違う
会社員時代にイライラしたのが、スピードの遅さです。
新しいビジネスを始める場合、上司に提案して、次は社長に許可もらって、必要なお金の支払いは経理に頼んで…。
本当遅いのです。
1人で仕事をしていると、新しいビジネスプランが浮かんだら、すぐに行動することができます。
クライアントを選べる
みんながみんな、そうではありませんが、フリーランスになると割と仕事をする相手を選べます。
会社員だと苦手なクライアントがいても我慢して対応しなくてはいけません。
フリーランスであればこちらの都合で仕事を断ることもできるのです。
とはいえ選びすぎると仕事がなくなってしまうので、むやみやたらに断るわけにはいきませんが。
収入の限界がない
会社員だとどうしても給料の上限があります。
どんなに成果をあげても、利益は社員たちで分け合うのが企業というものです。
フリーランスなら、うまくいけば大きく収入を増やすことができます。
頑張った分だけ自分の収入になるので、頑張りがいがあります。
フリーランスのデメリット
良いことがたくさんあるフリーランスですが、デメリットももちろんあります。
デメリットを知った上で、フリーランスになるかどうか決めて欲しいと思います。
安定した収入がない
会社員であれば毎月決まった給与が支払われますが、フリーランスは自分で仕事を作らないと生活できません。
普通のサラリーマンに比べると高い収入を得ていますが、それでも不安はあります。
会社によってはボーナスもありますからね。当然ながらフリーランスにボーナスなんて存在しません。
自分で仕事を見つけなくてはいけない
技術者でフリーランスになる人は多いでしょう。Webデザイナー、プログラマー、ライター、イラストレーターなどです。
このような技術者は、営業経験がない人がほとんどではないでしょうか。
ですので、自分で仕事を見つけるのはとても大変です。
私はブログ経由で仕事を依頼されることがありますが、そういった仕事を得る経路を確保しておく必要があります。
社会保険が高い
会社員だろうとフリーランスであろうと、社会保険に入ることが義務付けられています。
中小企業の会社員の場合は協会けんぽ、大企業などで健康保険組合がある場合はその健康保険組合に加入します。
会社員の場合、健康保険の保険料は会社と折半となるため安くなります。
また、扶養家族がいる場合は追加の保険料なしで扶養家族を保険に入れることができます。
しかし、フリーランスは扶養家族の分も保険料を払わなくてはいけません。
これは大きなデメリットです。
将来の年金が少なくなる
会社員であれば厚生年金(+国民年金)、フリーランスなどの個人事業主は国民年金に加入します。
厚生年金(+国民年金)は会社と折半となるので、支払いが安くなります。
その上、将来の受給金額は厚生年金を払っている方が高くなります(上乗せされます)。
さらに、厚生年金加入者の配偶者が扶養に入っている場合、国民年金の支払いが必要ありません。
扶養に入っている配偶者は保険料を払わなくても将来年金を受け取ることができるのです(受給条件を満たしていれば)。
フリーランスに配偶者がいる場合はその人の年金を支払う必要があるので、家計を圧迫してしまうのです。
備品やPCなどは自分で準備しなくてはいけない
会社には必要な備品が揃っています。わざわざ自分で買う必要はありません。
仕事で必要であればPCは与えられますし、壊れても修理したり買い換えたりしてくれます。
フリーランスになると、仕事に必要な備品や設備は自分で用意しなくてはいけません。
メインPCが壊れてしまうと、実費でどうにかする必要があります。
税金の計算が面倒
フリーランスになると、税金の計算を自分で行わなくてはいけません。
一年の収支は翌年の3月15日までに確定申告をする必要があり、これをやらないと後々バレて高い税率を上乗せされて支払うハメになります。
税金の計算は結構面倒で、控除についても自分で調べておかないと損をしてしまいます。
モチベーションを保つのが大変
会社員であれば、上司や先輩などに見られるので、会社に行けば否が応でも働かなくてはいけません。
普通は出社時間も決められているので、ちゃんと早起きをする必要もあります。
フリーランスになると誰も監視してくれないので、自分で自分にムチを打ってモチベーションを保たなくてはいけません。
サボっても誰にも怒られないのです。(後々痛い目に遭いますが)
モチベーションを維持するのが大変という点が、フリーランスの難点です。
自分を律することができない人は、フリーランスになってはいけません。
スキルが伸びにくくなる
会社にいると、自分の実力以上の仕事を頼まれたり、スキルの高い先輩と仕事をしたりと、成長する機会が多いです。
1人で仕事をしていると、自分のできる範囲の仕事ばかり受けてしまいスキルが伸びないということもあります。
また、情報交換できる同僚や上司もいないので、新しい情報を得られないというデメリットもあります。
フリーランスになったら、自分で情報を得たり勉強をしたり、意識的にスキルを伸ばす努力をする必要があります。
クレジットカードやローンの審査が厳しくなる
フリーランスだとクレジットカードやローンの審査が多少厳しくなるそうです。
収入が安定しないので、毎月支払いができるか不安視されるからです。
…と言われていますが、先日「楽天プレミアムカード」に申し込んでみましたら、無事審査に通過しました。
審査が厳しくなると言っても、簡単に落とされるという訳ではないようです。
心配なら比較的審査が緩いクレジットカードもあるので、それらを選べば良いでしょう。
会社員の良いところ
「サラリーマンは大変」と言われますが、恵まれている点はいくつもあります。
- 社会保険や厚生年金は会社と折半
- 備品が用意されている
- 定期券がGETできる
- サボれない
- 安定した収入が得られる
このような点では、サラリーマンは恵まれています。
フリーランスになるために必要な収益
収入によって違いはありますが(税率が異なるため)、フリーランスになると手取りは収益の半分くらいになるで見積もっておきましょう。
所得税、住民税、国民健康保険、国民年金、必要経費などが引かれるからです。
例えば「手取りが月30万円ならフリーランスになりたい」と考えるならば、月に60万円は収入を得る必要があります。
物販系の仕入れがある業態であれば、売り上げではなく粗利で考える必要もあります。
フリーランスを選んだ理由
フリーランスには色々なデメリットがあるのは知っていましたが、あえてその道を選択しました。
理由は、
- 会社員よりもフリーランスの方が稼げる自信があるから
- 人間関係に縛られたくないから
- 複数の収入源があるから
- 将来的に起業したいから
という感じですね。
正直、「それなりに食えれば良いや」という考えだとフリーランスになるのは危ういと思います。
「普通の会社員よりも稼いでやる!」という気持ちで挑むべきです。
フリーランスで仕事を見つける方法
自分で営業活動してクライアントを見つけるのは大変です。
営業力に自身がないと言う人は、クラウドソーシングなどのサービスを利用するのも一つの手です。
有名なクラウドソーシングサービスですと、
ただし、クラウドソーシングの単価はぶっちゃけ安いです。
ですので、メインの収益源をクラウドソーシングに頼るのは心もとないです。
メインの収益源は別に確保して、時間に余裕がありそうだったらクラウドソーシングで埋めていくという感じだと良いでしょう。
安定して稼ぐには複数のスキルを身につける
フリーランスで安定した収入を得るには、複数のスキルを身につけることをおすすめします。
私はサイトの運営で生活をしていますが、それ以外にもWebデザインやライティング、プログラミングの仕事を受けることもあります。
一つに依存していないので、一つの仕事がダメになっても他に収入を得る手段を確保しています。
逆に言えば、複数のスキルがなかったら怖くて独立はしていなかったかもれません。
まとめ
この記事を参考に、メリットとデメリットの両方を天秤にかけて、フリーランスになるか否かを判断してみてください。
色々と大変なこともありますが、私はフリーランスという道を選択しました。
働く時間や曜日を自分でコントロールできるので、自由気ままに働いています。
今後は法人化も視野に入れて、事業をどんどん拡大していきたいと思います。
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