気軽な「茶瞑想」で内面から美しく!【お茶とマインドフルネス】

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こんにちは、スターバックスで一番好きなメニューは「ダブル抹茶ティーラテ豆乳変更シロップなし」の、ライターたなかです。

さて、「最近落ち込みやすくて、イライラしてしまう」「集中力が落ちている気がする」というような時、「いま」を見つめるマインドフルネス瞑想が効果的だというのはすでに周知の事実なのではないかと思います。

マインドフルネスは多くの企業でも積極的に取り入れられており、在宅ワークが増えている昨今、集中して仕事に取り組むためのメソッドとしても人びとの生活に浸透し始めています。

しかしこの、雑念を消す「マインドフルネス(瞑想)」、意外と難しいんですよね…。

じっと座禅を組んで意識を無にするということができない人も多いことでしょう。むしろ、なにか作業に没頭している方が無になれる、という人もいるはずです。

ということで、新しいマインドフルネス方法として注目されているのが「茶瞑想」。お茶を淹れ、飲むという動作一つひとつを意識し、ゆっくりと自分を見つめ直す時間設けるというもの。

「いや茶道に通じてないし…」「第一長時間正座すらできない…」という方、まったく問題ありません。

茶瞑想で大切なのは、所作を完璧に行うことではなく、ありのままの自分を見つめる時間を作るという行為そのもの

…と、一丁前にそんなことを言っていますが、私もお茶に詳しいわけではありません。ただ、さまざま経験からお茶のもたらす効果や瞑想との親和性を感じるに至ったのは事実。その経緯はまた後ほど語らせていただくとします。

というわけで今回は、茶瞑想の紹介とやり方、マインドフルネスのお茶の世界について少し解説していきたいと思います。皆様のより良い毎日のお手伝いになったら幸いです!

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、「今」に集中できる精神状態を作っていくメソッドであり、日々頭に浮かんでしまう不安や心配事、周囲からの評価から離れられる効果があります。このマインドフルネスの手法として、主に「瞑想」が使われます。

マインドフルネス瞑想を行うことにより、日々の余計な考えや雑念が消え、集中力をアップさせる効果があります。また、不安や心配、ストレスから解放されることで、心身の健康をもたらす効果も期待できるでしょう。

集中力を高め、日々を穏やかに生きるためマインドフルネスはうってつけといえます。このマインドフルネス瞑想はビジネスシーンでも注目を集めており、組織開発・人材育成の観点でも広く取り入れられています。

茶瞑想とは

茶瞑想とは、文字通り「お茶」と「瞑想」を掛け合わせたもの。ここでいう「お茶」とは、ただお茶を飲むという行為だけではなく、実際にお茶を淹れてみる(用意する)ところから勘定するのがなお良いでしょう。

つまり茶瞑想は、「お茶を淹れて飲む」という行為を一つひとつ意識して行うことで、自分をゆっくりと見つめ直す時間を設けるというもの。

茶瞑想に触れるきっかけとなった本

まず、私が茶瞑想について考えるきっかけとなった本を紹介させていただければと思います。

それがこちら、文筆家の森下典子さんのエッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』。

大学時代から25年間お茶を習っているルポライター、エッセイストの筆者が、お茶を通して得た季節を五感で味わうことへの喜びを綴ったエッセイです。就職のつまづきや父の死などの人生のターニングポイントに、静かに寄り添ってくれた「お茶」。お茶を通じて「ここにいるだけで良い」と思えるようになった経緯が繊細な描写で描かれています。

私はこれまでお茶について無知どころから、その日本伝統の様式的なイメージに苦手意識さえ持っていました。しかし、ひょんなことから本エッセイを読むに至り、「お茶」についてのイメージがひっくり返りました。

私はお茶に、「ルールに忠実に、完璧にやることが良し」とされている印象を持っていました。しかし、実はお茶は「分からないままで良い」ものだったのでした。

著者の森下さんもはじめは、お茶の数多の作法に苦心します。一つ道具の使いかやを覚えたと思ったら、次週には新しいものに変わっている…。まるで「分かった」という手応えのないお茶の世界に、戸惑いばかり。いつまでたっても上達の兆しが見えない自身が嫌になり、お茶をやめようかと迷った時も。それでも森下さんがお茶を愛し、稽古を続けていくことができたのは、まさにこの「いつまでたっても分からない」お茶の特性のおかげだったのです。

分からないままで良いということは、分かろうと必死になる必要がないということ。それは、「少しでも早く正解を導き出せた者が優秀」という学校教育的な考え方とは全く異なる世界です。そんな、実は誰に対しても寛容なお茶の世界に、森下さんは次第に安心して身を委ねるようになるのでした。

「今に集中する」お茶+瞑想=茶瞑想

『日々是好日』では、「『今』に気持ちを集中すること」という章があります。この章では、お茶を通し、過去のしがらみや未来への不安などを忘れ、今を感じることの大切さを説いています。

勘づいている方も多いと思いますが、これってまさに、瞑想のことじゃありませんか。

私も本エッセイのこの章を読んで、お茶と瞑想の親和性の高さを感じずにはいられませんでした。調べてみると、多くの資料があるわけではありませんが、お茶と瞑想の親和性について書かれた記事はいくつかありました。

そこでは、お茶と瞑想を合わせ、こう呼ばれていました。

お茶+瞑想=茶瞑想」。

なるほど、茶瞑想かあ。分かりやすくてぴったりのネーミングですね。

実際に行われた茶瞑想プログラム「Tea Meditation」

実際に、お茶と瞑想を組み合わせたプログラムが過去実施されています。

スマートティーポット「teplo ティーポット」を手掛けるLOAD&ROADは、teploを利用した茶や瞑想を組み合わせたプログラム「teplo premium experience in Medicha」を2020年12月29〜30日に提供。メディテーション(瞑想)と煎茶文化、アートの融合体験を提供するスタジオ「Medicha」を運営するMedichaとの協力企画によるもので、瞑想により2020年を振り返り2021年に向けて心を整える企画だ

Beyond Healthより参照、引用

茶瞑想やってみた!

思い立ったが吉日!ということで、まずは気軽な茶瞑想を行ってみることにしました。特別なものを用意せず、自分の家にあるものでお茶の準備をしてみたいと思います。

じゃん!謎に左寄せですが、気軽にお茶を楽しめる3点セット。

急須、湯呑み、お茶菓子用のお皿です。大体これくらいの道具が良いでしょう。茶葉も何もなければ、ペットボトルのお茶を湯飲みに入れるだけでもそれっぽい雰囲気は味わえるはず。

湯飲みは家にあるなかで一番可愛いものをチョイスしました。

受け皿を乗せると、こんな感じでさらに可愛い。

そして急須! こちらは家にあるなかで一番おしゃれなものをチョイス。なんかね、取っ手のところが少し不思議な形で面白いんです!色合いもシック。

まずはお茶を淹れます。

次に有意義なお茶の時間を演出するために欠かせない、お茶菓子を用意します。今回は夏らしく(夏ももう終わりでございますが)水羊羹をチョイス。すごくお皿とマッチしていると思いませんか!!

ということでお茶の準備が整いました! 気軽な一人お茶会にしては上出来なのでは!

というわけでしばらくお茶を飲み、和菓子に舌鼓を打ちつつ、自分だけの時間を過ごしていきたいと思います…

うーん、なんと贅沢な時間なのでしょう。ただ喉が渇いたからお茶を飲む、お腹が空いたからお菓子を食べるというわけではなく、芳醇な時間そのものをいただいている感覚。

…と、ねこさんが参戦。

お茶が気になるようです。

お茶の代わりに水をあげました。

と、今度は羊羹が気になるようです。欲の尽きないねこさんでした。

そんなこんなで私の茶瞑想は「飼い猫が可愛い」という結論に至り終着。それもそれで良きかな。

まとめ

以上、茶瞑想の考え方ややり方についてご紹介しました。

茶瞑想には明確がルールがあるわけではなく、なんなら、自分が無になってリラックスできるやり方ならなんでも良いのかなと思いました。

大切なのは、「今」だけに意識を向ける時間を日常に取り入れられること。きっと、それがおやつの時間でも、音楽を聴く時間でも良いんだと思います。「菓子瞑想」でも、「音瞑想」。

そのなかでも茶瞑想は、お茶を淹れるという繊細な行為に没頭することで、効果的に「今」だけに目を向けられるようになる仕組みとなっているのかなと。

私も茶瞑想をするなかで、もっとお茶の魅力を知り、お茶の時間が心身にもたらす効果を実感することができました。

皆さんもぜひ「今」に意識を向けられる時間を作り、内面ケアで自分らしい毎日を送っていただけたらと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!