枕の種類を解説!あなたに合った枕を選んで快眠を手に入れよう

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慢性的な睡眠不足に悩んでいる…」「しっかり寝ているのになんとなく目覚めが悪い…」という方は、一度ご自身の枕を見直してみてはいかがでしょうか。

使っている枕の素材や高さが自分に合っていないと、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が下がってしまったりする可能性があります。睡眠で何らかのお悩みを抱えている方は、自分に合った枕の種類を理解し、使用することをおすすめします。

しかし、どんな枕の種類が自分に合うのか、なかなかイメージがつかないですよね。特に枕の中身の素材は、たくさん種類があり、それぞれ特徴も異なります。自分好みの枕に巡り合うためにも、本記事では枕の形や素材の種類についてご紹介していきます。

ぜひご自身と相性の良い枕を生活に取り入れ、快適な睡眠を手に入れましょう!

枕の形

枕の形は、主に長方形型、横向き対応型、波型、ハート型、抱き枕などさまざまな種類があります。自身が寝やすい姿勢によって形を変えてみるのも手でしょう。下記で、それぞれの形の特徴を確認し自分に合った枕を選びましょう。

  • 長方形型:一般的な形の枕。バリエーションも豊富。
  • 横向き対応型:中身の素材が分割されており、素材の量をによって高さの調節も可能。
  • 波型:主に低反発枕に見られる形。自然な寝姿勢を維持できる。
  • ハート型:首への負担が少ない形。肩こりにお悩むの方には特におすすめ。
  • 抱き枕:寝姿勢をサポートする枕。仰向けで眠るのが難しい方におすすめ。

自分の寝姿勢によりある程度形を選べますが、自分の寝やすい高さな大きさに細かく調整した方は、オーダーメイド枕を利用を検討してみてはいかがでしょうか。枕専門店や寝具でオーダーメイドできるので、一度問い合わせてみましょう。

枕の大きさ

枕は形だけでなく、大きさもさまざまです。一般的に流通するサイズは、主に以下となります。

  • 基本のサイズ:43cm×63cm
  • 基本のサイズよりやや小さめ:35cm×50cm
  • 基本のサイズよりやや大きめ:50cm×70cm
  • 横長のダブルサイズ:43cm×120cm

大きさに迷った場合、比較的誰にでも寝やすく作られた基本サイズ無難でしょう。通販などで購入する場合、サイズ感がイメージしづらいこともあります。そういった場合、現在使用している枕のサイズと比較してみるのがおすすめです。

枕の素材

続いて、枕の素材について見ていきましょう。こちらは、種類がかなり豊富です。硬さやフィット感など、自分に合うものはどれかよく考えて選ぶことをおすすめします。

近年の枕の素材事情

現在主に流通している枕の素材は、数十種類もあるといわれています。実際に目にする機会の多い素材は、羽根や羽毛、わた、ウレタンなどでしょう。

かつて枕の素材として広く取り扱われていたそばがらやビーズなどは、今でも取り扱い自体はあるものの、商品数は減少傾向に。現在はよりフィット感の高い枕が主流になっているためでしょう。

高反発ウレタン

ウレタンとは、「ポリウレタン」という化合物を、発泡剤などにより発泡させた素材の名称を指します。「高反発ウレタン」と呼ばれる素材は、専門的には「高弾性ウレタン」と呼ばれることが多いです。弾性が高く、体重や体圧がかかった際反発し、体を押し返します。その独特の硬さと質感が気に入って愛用している方も多くいることでしょう。

高反発ウレタンと、後述する低反発ウレタンは、同じウレタン素材でも異なる性質を持っており、寝心地にも差がでます。

高反発ウレタンは、適度な硬さが特徴。首から肩にかけてしっかり支えてくれ、フィット感も抜群。アレルギーはほぼなく、体格の良い人やある程度体重がある方でも十分使用効果が得られ、人気が高い素材です。肩こり改善の効果も期待でき、水洗いできる枕もあるため、とても衛生的です。

低反発ウレタン

「低反発ウレタン」とは、専門的には「低反発弾性ウレタン」と呼ばれている素材で、弾性が低く粘性が高い特徴があります。そのため押し返す力は弱く、体重や体圧がかかった際は反発せずそのまま沈み込みます。粘性が高いため、押すとやわらかく沈んで行く感覚がるのも特徴です。

低反発ウレタンの魅力は、なんといってもフィット感の高さにあるでしょう。低反発ゆえに、頭を枕に乗せた際、ずっしり沈み込んでいく感覚があり、そのフィット感が眠りを導きます。また、かかる負荷を均一にしてくれるため、首から肩への凹凸もしっかりカバーし、肩こりや首の痛みなどの改善も期待できます。

高反発ウレタンと違い、水洗いができないことが多いので注意しましょう。

高反発ファイバー

ファイバーは、樹脂を網目状に固めた素材です。そのため空洞が多く、芯材の中で特に通気性が高いとされています。空洞のより通気性が確保されることにより、睡眠中の湿気・熱を放出する効果があります。夏場などの蒸れにくく、暑さにうなされることなく快適に眠ることができるでしょう。

また、寝返りが打ちやすいのもポイント。樹脂を網目状に固めているため、しっかり頭を支える力があります。基本的に水洗いが可能なため、常に清潔に保つことができるのも魅力ですね。

ただし、硬い素材でありフィット感は高くありません。低反発ウレタンなどフィット感の高い枕を使用していた方は、はじめは馴染みにくく、寝づらいと感じることもあるでしょう。

ラテックス

ラテックスとは、高反発枕に使用されることの多い素材で、ゴムの木から採取した樹液を加工した天然素材を指します。天然ゴムの含有量により、天然ラテックスと合成ラテックスに分けられるのが特徴です。天然ゴム含有率80%以上の天然ラテックスは、特に上質とされています。天然ゴムの含有率が高ければ高いほど、弾力・反発力に優れているとされています。

ラテックスの枕は柔軟性が高く反発力があるのが特徴。初めは深く沈み込みますが、反発力があるため、低反発ウレタンほど沈み込みません。沈み込む感覚は好みなので、低反発ウレタンと比較してみるのも良いでしょう。また、通気性の高さもポイントです。天然素材のため、抗菌作用があり、清潔に使い続けることができます。

ただし、ゴム特有の臭いがあるので、臭いが気になる方は控えることをおすすめします。ゴムアレルギーの危険性もあるため、アレルギー体質の方は使用しないように注意しましょう。

羽毛

羽毛枕に使われている素材は、主に水鳥の羽毛を洗浄消臭したもの。 水鳥が体温調節するため纏っている羽毛になるため、非常に通気性が高く、保温性にも優れている特徴があります。 冬場は暖かく、夏場は温度がこもらず蒸れにくいのがポイント。軽く、長期間使用してもへたらないのも使用のメリットでしょう。

柔らかく、頭を包み込むような使い心地が魅力で、復元力も非常に高いとされています。ただし、含有される羽毛の量で寝心地が変わることもあるので、自分の好みに合わせて量を調整すると良いでしょう。また、羽毛特有の臭いがあるため、気になる方は注意が必要。天然素材の羽毛の場合、布を通り抜けてしまい、枕の中から素材が出てくる可能性もあります。

羽根

羽根枕も、羽毛枕と同じで水鳥の羽根を洗浄消臭したものを使用しています。羽毛と同様に冬場は暖かく、夏場は蒸れにくいメリットがあります。

羽根枕と羽毛枕の違いは、羽根(フェザー)と羽毛(ダウン)の比率によるもの。羽毛51%以上であれば羽毛枕、羽根51%以上であれば羽根枕となります。羽毛は芯がなく、綿毛の形です。一方羽根は芯があり、羽根ペンの形をしているといった特徴があります。

羽根枕は空気を多く含んだふわふわな寝心地が魅力。吸湿性にも優れ、復元力もとても高い枕です。ただし羽根枕にも特有の臭いがあり、羽毛より硬めです。ものによっては羽根がちくちくと刺さることもあるので、注意しましょう。

そばがら

そばがらは、タデ科ソバ属の一年草、ソバの実を収穫し、中身を取り出し残ったものを枕に使用した素材です。そばがら以外の中身は、製粉して蕎麦の麺に利用されるのが一般的です。

そばがらは、高温殺菌や洗浄、乾燥とった入念な過程を経て、枕に使用されます。

そばがらの枕は通気性が高く、熱がこもりにくい特徴があります。 さらに適度な吸湿性もあり、睡眠中の寝汗をスムーズに放出してくれる効果もあるので、汗をかきやすい人にもとてもおすすめです。 特に夏場の気温が高い時期にそばがらの枕を使用することで、涼しく快適な睡眠が叶うでしょう。

ただしお手入れをして清潔に保たないと湿気が溜まり、虫が発生してしまうこともあるので注意が必要です。そばがらの割れた実があたり、ちくちくすることもあります。

粒わた(ポリエステル)

粒わたは、ポリエステルわたを粒状に加工した素材を指します。 粒わたは、わた状のものに比べ反発力が少なく、粒が動いて頭にフィットしやすい特徴があります。天然のわたよりもわた埃が発生しにくいメリットもあります。水洗いができ、衛生面も問題なし。粒わたの量によってボリューム感を出すことができ流ので、弾力のある枕が好きな人には特におすすめの素材です。

ただし、長く使用していると、わたがだまになり使い心地に影響してくる恐れもあるので注意しましょう。吸湿性や放湿性が少ない関係で、頻繁にお手入れしないとダニなどが繁殖してしまうリスクもあるので、清潔の保って使用することが大切です。

ウール(羊毛)

羊毛枕は、羊からとれた体毛を使用した枕です。暑さや寒さから身を守るための高い吸湿性・保温性が特徴。程よい硬さがありつつ、クッションのようにふんわりした寝心地が特徴です。復元力も高く、品質を長期間維持することができるのも魅力です。

ただし動物性天然素材のため、お手入れをしっかり行う必要があります。清潔さが保たれていないと、ダニなどが発生しアレルギー症状が出てしまうことも。特に夏場は熱がこもりやすいので、注意が必要です。

ビーズ

小さな発泡ビーズを素材とした枕です。独特のビーズの感覚がクセになり、その滑らかな触り心地は首や肩にもナチュラルにフィットします。特に極小ビーズを使用した枕は粒が非常に小さいことで潰れるリスクがなく、耐久性に優れているとされているのでおすすめです。

ただし発泡ビーズは通気性がなく、熱がこもりやすいという注意点もあります。ビーズなため変形自在で、安定感に欠けるものが得意でない方は相性が合わない可能性が高いです。寝返りが打ちづらく肩こりなどの原因になってしまうこともあるので、使用には注意が必要です。

ポリエチレンパイプ

ストローを切ったような形のポリエチレンパイプ。硬めの大きいパイプの場合通気性が良く、柔らかめで小さいパイプの場合寝心地が良かったりとサイズによっても使用感が変わります。

ポリエチレンパイプの枕は、水洗いができ衛生的で、耐久性にも優れていて長期間の使用が可能です。ただし多くのパイプの粒が流動して安定感に欠け、フィット感を得られない素材でもあるので、フィット感が重要な人にとって相性が合わない可能性もあります。パイプの粒の大きさによっては、使用していて痛く感じることもあるでしょう。

ポリエチレンパイプの枕を使いたい方は、どのくらいの大きさの粒が合うのかよく確かめてから購入することをおすすめします。

ヒノキ

ヒノキ枕は、中にチップ状にしたヒノキを入れて、素材として使用しています。ヒノキの形状によって使用感も異なりますが、特に大きな魅力としては、香り。天然ヒノキの香りは、うっとりするほど良い香りです。睡眠時の香りを重視する方は、ヒノキ枕にすることで安眠を手に入れられるかもしれません。

素材として使用されるヒノキの形状は、枕によりさまざま。5mm〜1cm程度の角切り状のものもあれば、マカロニのようにカールしたヒノキの素材もあります。自分に一番合うヒノキの材質を探して選ぶと良いでしょう。

ヒノキ枕は、硬めの寝心地が特徴。防湿・防カビ効果も高く、頭部の不快な熱も分解し解消してくれます。硬い材質のため、慣れるまでに時間がかかることもあります。また、ヒノキの香りは1〜3ヶ月程度で消えてしまうことが多いので、注意が必要です。

まとめ

以上、枕の主な種類についてご紹介しました。

枕の素材の種類により、それぞれメリットとデメリットがあるのがお分かりいただけたと思います。自分が枕に求める要素の中で特に重要なものを基準とし、より快適な睡眠を得られるための素材を選ぶことをおすすめします。

例えば、「沈み込むような低反発性の枕の感覚が好きだけど、低反発ウレタンは水洗いが難しいから清潔さを重視してラテックスを使用しよう」など。

こうして用途に合った枕を選ぶことで、ストレスフリーで快眠を手に入れることができるはずです。いまいち自分に合う枕が見つからない方は、オーダーメイド枕を試してみても良いでしょう。枕の選択は睡眠において非常に重要。妥協せずに選ぶことをおすすめします。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!