夜トイレに行くと寿命が縮む…!?尿にまつわる病気のリスクとは?

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普段の健康のためにみなさんどんなことを心がけているでしょうか。食事に気を遣ったり運動習慣を取り入れたり、睡眠の質を上げたり毎日入浴したりと、色々と体に大切なことはありますよね。

それでいて体に出てくるサインに気をつけるのも大事です。肌が荒れていたり体が痛かったりすれば何かしらの前兆という可能性があるです。体の異変というのは体の内側に起こっている声なき悲鳴ともいえるのですから。

そんなサインの一つとして重要なものに尿があります。尿は毎日排出するものですから、この尿次第で健康か否かが分かってしまうのです。

もしかしたら尿の出し方次第では、重大な問題を孕んでいる可能性が…!?

というわけで今回は、尿にまつわる話をしていきたいと思います!

尿とは?

あんまり気が進まない話題だなあとなった方いるかもしれませんが、尿の問題はけっこうなものですよ。というより、自身の尿に無自覚でいることはけっこう危険なことです。それほど尿は身体の調子を知るために重要なのですから!

まず尿とは、腎臓でつくられるのですが、なんと血液を元にしてつくられているのです。これけっこう意外かもしれませんね。

血液には、全身の臓器に栄養素や酸素を運ぶ役割があります。めちゃくちゃ重要ですね。

そしてほかにもめっちゃくちゃ重要な役割が血液にあります。それは体内の老廃物や有害物質を腎臓に運ぶということです。こうしてゴミを血液から腎臓に運んで、糸球体というところで有害物質が濾過されるのですが、このとき余分な水が出ることで尿の素、つまり原尿がつくられるのです。

ここから原尿は尿細管を遠て腎盂という場所に集められますが、原尿は完全に不要なものではありません。むしろ、99%の原尿は再利用されます。なんで!?となるかもしれませんが、原尿には栄養素がめちゃくちゃ含まれているので、必要なものばかりなんです。

そこから1%の残り物こそが尿として体外に排出されます。なので腎臓から血液を濾過したあとに、さらに必要な水分を再利用してやっと尿が出てくるわけです。

ちなみに腎盂で集められた尿は、尿管を通って膀胱へと流れつき、ラストに尿道を通って出てきます。この膀胱は尿を溜めるタンクのようになっていて、膀胱の容量が増えてくると尿意が起こります。

ちなみに膀胱がマックスまでパンパンになるまでではなく、大体半分ほど溜まってくると尿意が起こるようになっています。膀胱の平均な容量は300mlから400mlなので、150mlから200mlで尿意が起こるというわけですね。

尿は健康状態を知るために必須

ではどうして尿が健康のために重要かというと、尿の長さや回数などで健康状態がわかるようになっているからです。つまり逆に言えば、尿の長さや回数がおかしかったら体に異変が起こってる可能性が…!!

しかも恐ろしいことに、尿の回数が増えると、なんと死亡する確率が2倍になるなんて話もある程です…!!!

たとえば尿の健康な排尿時間で言うと、平均的な時間は21秒前後だとわかっています。一応この排尿時間は、加齢とともに長くなっていくのですが、男性20代から40代、20代から60代の平均は21秒前後です。

なので排尿の時間に着目するのも大事なんです!

夜間頻尿とは?

ここで気をつけたいのが夜に排尿したくなった場合です。夜間頻尿という言葉があるのですが、これはその名の通り、夜に排尿するために起床することです。これ自体は別に珍しいことではありませんが、じつは症状として考えれているものです。

つまり夜に排尿するだけでも症状とカウントされるので、ちょっと不安な話ですよね…。とはいえ、夜間頻尿は1回であれば大きな問題ではありません。

夜間頻尿は40歳以上の男女で4500万人が患っているといいますから、めちゃくちゃポピュラーな症状といえますね。60代以上にもなれば8割以上の人が1回以上トイレに行っているということで、夜起きてトイレに行ってない方が珍しいということになりますね…。

しかし、この夜間頻尿が2回以上になると問題視もされる音です。

というのも、夜間頻尿の原因は膀胱の柔軟性が失われたり、眠りが浅くなることで起こってきます。言い換えれば1回の夜間頻尿は自然に起こるものなのですが、2回以上になると病気の可能性が考えられるようになってくるのです。

尿にまつわる病気って?

では、どういった病気が考えられるのでしょうか?
たとえば恐ろしいことに、高血圧症や糖尿病、心不全なども考えられるのです!!尿の回数が多くなるだけで命に関わるような病気にかかってる可能性が…

また、問題なのは夜に尿の回数が増えるだけではないのです。夜中に暖かい布団から冷たい便座に座ること自体もかなりの問題につながります。

というのも、急激な温度変化によって、血圧が大きく変わります。すると最悪の場合、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こすことにもなりかねません…!!

さらに排尿自体が体に悪影響を及ぼすのです。なんと排尿することで失神するという症状があります!
これは男性に見られるものですが、起立した状態で排尿したときに意識がなくなるというもの。こんなこと男性が経験すれば恐ろし過ぎますが、これは血圧に問題を抱えている人が排尿することで、迷走神経が一気に活発になって脈拍や血圧が下がることで失神します。

しかし男性に限らず、目覚めたばかりのときは低血圧であるため、このとき排尿すると排尿失神を起こす確率が高まるのです。だから夜にトイレに行く回数が増えると、失神のリスクを増やすことにも…!!

スウェーデンで行われた研究によると、70歳以上の男性が夜中に3回以上トイレに行った人は、2回以下の人に比べて死亡率が2倍以上になると分かっています。夜中にトイレに行く回数が多いと、それだけでヤバいということになりますね…

頻尿の原因とは?

夜間に何度もトイレに行くとヤバいという衝撃の事実をお届けしたところで、では頻尿の原因とはなんなのでしょうか。

頻尿は夜の間に2回以上行くとヤバいという話ですが、1日にトータル8回以上の排尿をしていれば頻尿に当てはまると考えられます。

頻尿の原因は色々とありますが、大きな原因は膀胱容量の低下と、尿量の増加の2つが挙げられます。

膀胱容量の低下

文字通り、膀胱にたまる量が少なくなることが原因になります。1日の尿の量が変わらなくても、尿を溜められる膀胱が小さくなったらトレイに行く回数は当然増えますよね。なぜなら溜められないから早く出さなきゃならないですし。

膀胱容量が低下する原因は、疾患などが原因です。炎症性疾患や過活動膀胱、間質性膀胱炎などです。また、前立腺肥大症や、神経因性膀胱なども挙げられます。

膀胱炎の原因の多くは細菌による感染が原因となって起こります。細菌感染は免疫力の低下などでも起こるので、普段の生活が乱れていると膀胱炎になる可能性は上がってしまいます。
たとえば睡眠不足が続いていたり、精神的なストレスを感じ続けていれば免疫量くは低下していきます。また食生活の乱れも要注意です。

膀胱の過敏性

膀胱容量が小さくならなくとも、膀胱が過敏になることでも排尿しやすくなります。これは膀胱に尿が溜まるまえに必要以上に膀胱が感応することで排尿しやすくなり、結果トイレに行く回数が増えるというわけです。
十分に尿が溜まる前に排尿するため、一回の排尿の量は少なくなります。
膀胱の過敏性は、カフェインやアルコールを飲み過ぎることでも起こりますが、可能性で言えば糖尿病や、脳梗塞やパーキンソン病など脳神経疾患を患っている場合もあるのです。

尿量の増加

膀胱が縮小したり過敏になっていなくても、単純に尿の量が増えればトイレに行く回数は増えますよね。その結果、頻尿になるのです。つまり、排尿量が正常な数値であっても単純にトイレに行きたくなります。

尿量の増加はさまざまな理由がありますが、シンプルなのでいえば水分をたくさんとっていれば、その分トイレには行きたくなります。なのでトイレに行く回数が多いからといってすぐ心配する必要はありません。普段からたくさん水やお茶、水分などを摂っていればトイレに行く回数が増えるのは自然だからです。

とはいえ、別の理由であればやはり病気の可能性も考えられるのです。
たとえば腎機能の低下や、糖尿病の可能性などですね。水分を多く摂っていないのにもかかわらずトイレの回数が増えた場合は、不安なら診療することをオススメします!

ストレス

意外かもしれませんが、排尿にはメンタルが関わってることもけっこうあるのです。それは膀胱や尿道にも問題がなく、水分を摂り過ぎてもいないし尿量も正常なのにもかかわらず、トイレに行く回数が増えるなんて状態です。

これは緊張することでトイレが近くなる、というものです。たとえば重大な試験や仕事の打ち合わせ、プレゼンやデートなど、いろんなことでメンタルが「ヤバい!めっちゃ緊張する!」となることでトイレに行きたくなるというもの。

この精神的な問題は心因性頻尿というものです。とはいえ一時的なもので不安が解消されれば、寝て起きればスッキリ不安が解消されている場合はまったく気にしなくていいですね。

しかし、常に精神的な不安を抱えていて、「トイレに行けなくて間に合わなければ…?」という不安を抱えている場合は、膀胱が収縮しやすくなり頻尿となります。

これはトイレに関連する過去のトラウマや、鬱症状、あとはイジメなどによるストレスによっても起こる場合があります。メンタル的な不安が頻尿につながるというのは意外かもしれませんが、精神的なトラブルは内臓に影響を与えるので不思議ではありません!

正常な尿と異常な尿

頻尿はトイレに行く回数が多くなる異常事態ですが、尿自体に異常が見られた場合は即刻診察を受けるべきです!

というのも、正常な尿と異常な尿では色などに違いが見られます。

尿の色は体調によって変わる

正常な尿は淡い黄色や淡い黄褐色、まぁよくみるような黄色っぽい尿ですね。ちなみになぜ黄色いかというと、肝臓で作られる消化液の胆汁に含まれている赤褐色の色素が混ざっているからです。肝臓の消化液が理由で黄色っぽかったというのも意外な話ですね!

ちなみに尿の色は日によって違いますが、これは体調によって変わるからです。なので尿の濃さが違うからといって異常だと不安になる必要はありません。

たとえば朝起きたばかり運動して汗を大量にかいた場合などは、色の濃い尿が出ます。しかし、水分をたくさん飲んだ時や汗をあまりかいていないときは薄い色の尿になります。

なので普段の生活で尿の色が変わることは普通にあります。

しかし異常を感じられる場合もあります。それは尿が泡立つ場合です。たしかに尿が泡立つなんて異様ですが、これは腎臓が病気になることでタンパク質が尿に漏れ出すことで起こります。なので体調が悪くて尿が泡立っている場合は診療した方がいい!!

臭いが強い場合は要注意!

また、臭いも重要です。健康な尿の場合は排泄直後は臭いはあまりしません。尿が臭いを発生させるのは、放置された尿が細菌の働きによってアンモニア臭を発生させるからです。つまり排尿した直後にそんなに臭いが気にならなければ別に問題はありません。

アンモニアは体内のタンパク質が消化によって分解されると作られます。このアンモニアは肝臓で尿素に作り替えられて排尿されますが、この尿素は細菌によって再びアンモニアになるという循環でできています。

が、排尿後に臭いがキツい場合は問題があるということです。なぜなら正常であればアンモニアは無害な尿素になっているはずが、出した直後にアンモニア臭がする場合は、そもそも体内で細菌が繁殖しているという警告になるからです!

また、もし尿から甘い匂いした場合はヤバいです。なぜなら糖尿病のサインになるから…!!!

排尿した直後に臭いに違和感を感じた場合は、すぐにお医者に!!!!!

普段から尿のチェックをするように!

これまで紹介してきたように、普段どのような尿を排出する生活サイクルなのか、そして尿の状態自体がどうなのかをチェックすることは、自身の体調を知るために非常に重要になります。

尿次第では寿命が縮む可能性もありますし、また尿が重大な病気のサインを示してくれている可能性もあるのですから。

何気ない排尿に少しでも違和感を持ったら、迷わずに診療を受けてください。なかなか相談しづらいからといって放置されがちなのが尿のトラブルなのです。だから後になって大変な事態になることもあります!!

尿は目に見えるものですし、また臭いでも判断できるものです。だからこそ分かりやすい体調のサインなので、そして毎日見るものなので違和感には即刻敏感になって迷わずお医者さんに相談してください!

参考サイト:

おしっこについて知っていますか

トイレがないと不安!心因性頻尿の原因と治療法

自分のおしっこは変じゃないか?

頻尿

夜間頻尿

排尿失神