【法人化】コワーキングスペースを会社のオフィスにして登記するメリット・デメリット

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今では事業拡大のために事務所を借りていますが、2019年会社設立当時は事務所を借りるお金を節約するために、登記ができるコワーキングスペースを利用していました。

コワーキングスペースによっては登記ができてポストも使えて、費用を抑えることができます。

1年ほどコワーキングスペースをオフィス代わりにして感じたことや、メリット・デメリットを紹介します。

これから法人化する予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

コワーキングスペースでも登記は可能

登記をするには賃貸物件や個室のあるレンタルオフィスを借りなきゃいけない訳ではありません。

コワーキングスペースでも登記は可能です。実際私はコワーキングスペースで登記をしていました。

ちなみに、私が登記に使ったコワーキングスペースは「BIZcomfort」です。

個室や固定席を借りた訳ではなく、フリーアドレスです。

上記コワーキングスペースは月額3,000円で登記サービス、月額2,000円で郵便ポストサービスが受けられます。

また、会議室は100円~/15 分で利用できるので、打ち合わせなどが入っても問題ありません。

コワーキングスペースを会社のオフィスにするメリット

コワーキングスペースを利用して法人登記したメリットをここで紹介していきます。

毎月の家賃を安く抑えることができる

一番のメリットはこれでしょう。

コワーキングスペースに私が毎月支払っていた利用料は、月額14,300円

賃貸でオフィスを借りれば初期費用で数十万円、家賃は安くても毎月数万かかるので、かなり出費を抑えることができました。

会社にお金を残すため、事業資金を確保するためには、余計な支出を抑える必要があります。

水道光熱費、インターネット代が無料

コワーキングスペースなら水道光熱費やネットが無料なので、この支出を抑えることができます。

賃貸で借りると水道光熱費とインターネット代で毎月2万円くらいはかかるので、この出費を抑えられるのは助かります。

初期費用が抑えられる

私が使っていた「BIZcomfort」は入会金が1万円で、初期費用はこれだけです。

賃貸物件をオフィスにすると、敷金・礼金、仲介手数料など数十万円が必要になります。

また、テーブルや椅子、コピー機などを購入する必要があります。

コワーキングスペースならテーブルや椅子はもちろん用意されていますし、「BIZcomfort」はコピー機が無料で使えました。

その他のメリット

私が使っていたコワーキングスペースでは利用者同士の交流は皆無でしたが、場所によってはイベント・交流会などを開催している所もあるようです。

利用者同士で繋がることで、情報共有や仕事の話ができるメリットがあります。

コワーキングスペースを会社のオフィスにするデメリット

出費を抑えられるという面でたくさんメリットがありますが、デメリットもあります。

宅配の受け取りが面倒

コワーキングスペースをオフィス代わりにして一番困ったのが宅配の受け取りです。

ヤマトや佐川などの宅配を受け取る際、配達員が中に入れず毎回不在通知が入ってしまいます。

再配達を依頼しても、直通の内線がある訳ではないので、到着時に電話をしてもらう必要があります。

到着時に電話をしてもらうのは配達業者のサービス外ですので、場合によっては断られることもあります。

その場合は営業所やコンビニまで行って荷物を受け取らなくてはいけません。

できれば宅配物の受け取りができるコワーキングスペースが良いでしょう。

私が利用していた「BIZcomfort」では拠点によっては宅配便受取・保管サービス(別料金)があるみたいですが、私の拠点にはありませんでした。

デスクトップPCが使えない

コワーキングスペースなので基本はノートPCで仕事をします。

デスクトップPCを置きっぱなしにすることはできないからです。

私はWeb制作の仕事をしているので、ノートPCでは効率が悪いため、制作業務はほとんど自宅でしていました。

デスクトップPCが使えないのは業種によっては致命的です。

ロッカーに入らないものを置きっぱなしにできない

デスクトップPCもそうですが、業務に使うものを置きっぱなしにできないのは不便です。

一応ロッカーはレンタルできますが、サイズに限界があります。

固定電話を置けない

コワーキングスペースでは固定電話を置くことができません。

銀行によっては固定電話の電話番号がないと口座を開設できなかったり、クレジットカードが作れなかったりします。

私は03plus(ゼロサンプラス)というサービスを使って、スマホで03の番号をGETしました。

固定電話番号がスマホのアプリでも電話機でも使える!03plus(ゼロサンプラス)

03plusを利用すればスマホで固定電話の電話番号が使え、通話ができます。

なので、固定電話を置けないデメリットは一応解決する方法があります。

コワーキングスペースを会社のオフィスにした感想

コワーキングスペースで登記して事務所代わりにすることで、費用面はかなりの負担軽減になりました。

開業資金に限りがあるという方は、ぜひコワーキングスペースを利用した起業がおすすめです。

ただ、デスクトップPCが使えないなどのデメリットもあるので、会社を大きくする気があるなら一時的な利用になると思います。

最初は運転資金をできる限り抑えることが大切

会社を設立する際、カッコつけて事務所を構えたいという気持ちは分かります。

しかし、会社の運営には様々なお金がかかりますので、できる限り固定費を抑えるのが賢いでしょう。

そのためにコワーキングスペースを活用して家賃代を抑えるのも1つの手です。

収益が増えて資金に余裕ができたり、人が増えたりした時にちゃんとした事務所を構えればいいと思います。

住所を変更する時に必要な費用は登録免許税で、管轄内の移転が3万円。管轄外への移転は6万円かかります。

遠い所に移転するのでなければ、たったの3万円です。

BIZcomfortについて

最後に私が利用していたコワーキングスペース、「BIZcomfort」を紹介しておきます。

多くのコワーキングスペースがあるので、都内であればおそらく近場に拠点があると思います。

登記サービス3,000円/月、郵便ポストサービス2,000円/月、ロッカーサービス2,000円/月といったオプションもあります。

拠点によっては宅配便受取・保管サービスが1,000円/月で利用できます。

デメリットの説明でも書きましたが、法人なら宅配便受取・保管サービスは絶対にあった方がいいです。

コピー機とドリンクが無料なのも嬉しいです。

事務所を借りた理由

会社設立当初はコワーキングスペースで登記していましたが、今では事務所を借りています。

事務所を借りた理由としては、今後人を増やして会社を大きくしたかったからです。

ただ、会社を大きくする意志がなければ、コワーキングスペースのままでも良かったかなと思います。

まとめ

会社を設立した当初、1〜2人くらいなら業種によってはコワーキングスペースでもいいのではないでしょうか。

特に運転資金に余裕がない会社にはおすすめです。

ある程度軌道に乗ったら、本格的に事務所を借りればいいのです。

 

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