本当のSEOとは?
Googleが目指しているのは、検索利用者が求める情報がしっかりと上位に表示される検索エンジンです。検索して知りたい情報にアクセスできないとユーザーの満足度が下がってしまいます。そのためにも「良質なコンテンツ」を上位に表示させなくてはいけません。
今や「良質なコンテンツを提供する」ことがSEO対策では最も大切なことは、常識となっています。しかし、「良質なコンテンツ」というのはあいまいな表現で、具体的にどのような記事を書けば良いのかを考えなくてはいけません。
1.Googleが評価する「良質なコンテンツ」とは
下に貼り付けたリンクは、Google公式のウェブマスター向けブログの記事です。公式の中では一番分かりやすくまとめてある記事だと思います。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 良質なサイトを作るためのアドバイス
この記事をベースに、Googleが評価するコンテンツについて考えていこうと思います。
1-1.情報が網羅されているか
Googleで検索してみると、上位に表示されるページは文字数が多いことがほとんです。これは、充実したコンテンツを作成させるには、ある程度の文字数は必要となるからです。
さらに、適度に他のサイトへのリンクも必要です。過剰な発リンクはページの評価を下げてしまいますが、適度にリンクを貼ることは情報を網羅するという点で評価されるはずです。
また、適度なリンクはページの信頼度を上げます。ソースがない、根拠がない、引用しているのにリンクを貼っていない、そのようなページは評価されません。
1-2.記事はオリジナルか
検索結果に同じようなページが並んでしまうと、ユーザーの満足度は低下しています。そのため、重複するコンテンツは評価を下げてしまいます。他のサイトから引用が多く、ありきたりな情報を並べたページは上位に表示されるべきではありません。
WEBサイトからだけでなく、書籍から情報を得たり、誰かにインタビューをしたり、実体験を書いたり、できる限りオリジナルの記事を書くように心がける必要があります。
1-3.読みやすい文章・レイアウトになっているか
たとえ情報が網羅されているオリジナルの記事だったとしても、誤字脱字が多く、文法がおかしければページの信頼性は落ちてしまいます。
行間は適度な幅でしょうか。フォントのサイズは適切でしょうか。重要な部分を強調しているだろうか。ユーザー視点のレイアウトで、ページを作りこまなくてはいけません。
そして、難しい専門用語を多用してもいけません。専門用語を専門用語で説明するような閲覧者が混乱する内容にしてはいけません。難しい専門用語も分かりやすく説明することでページの評価が高くなります。
1-4.自然なリンクが生れるコンテンツであるか
良質なコンテンツというのは読んだ人が誰かに共有したくなる、もしくはブックマークに保存したくなるものです。あくまでもユーザー視点でコンテンツを作りこまなくてはいけません。
どのような記事が共有・ブックマークされているのかをSNSやソーシャルブックマークを観察して見て見ましょう。
しかし、検索エンジンをだますために、手動でリンクを貼ってはいけません。一時的に評価を上げることができたとしても、いずれペナルティを受けてしまうかもしれません。今後もGoogleのスパム取締りは強化されていくと思われます。
良質なページには、SNSやソーシャルブックマークから拡がり、様々なサイトに自然とリンクが貼られていくはずです。
1-5.専門性が高いサイトか
ある特定の情報に特化されたサイトは、その情報の信頼度が高いと思われます。ページの情報と関連の高い内部リンクが貼られていると、そのページの評価も高くなります。
例えばSEOについてのページでしたら、サイト内にもSEO関連のページが多くあったほうが「SEO」で検索した時に上位に上がりやすくなります。
1-6.画像を適切に貼り付ける
何かしらの情報を伝えるためには、テキストよりも画像を入れたほうが良い場合があります。文字ばかりのページだけだと、固いイメージや読むのが大変そうな印象を持たれてしまいます。図や表、写真を適度に貼って、分かりやすいコンテンツを目指すべきです。
ただ、画像ばかりのページは評価を下げてしまうので、画像に頼りすぎないことも重要です。
1-7.広告が多すぎてはいけない
欲にかられて、大量の広告を貼っていませんか。閲覧者は広告にうんざりしている可能性があります。広告ばかりのページを見ると、それだけでページを離れたくなってしまいます。
検索エンジンは大量の広告があるページを嫌います。広告は最小限に抑え、適切な箇所に貼るようにするべきです。
1-8.更新頻度を上げ、過去の記事も手直しする
検索エンジンは、できるだけ新しい記事を上位に表示するようになっています。古い情報は価値がなくなっている可能性があるからです。
できるかぎり新しい記事を更新していくのはもちろん、過去の記事も情報が古くなっていないか確認しましょう。もし必要であれば、新しい情報に書き直して記事を更新してください。
1-9.価値の高いページは滞在時間が長い
ユーザーの滞在時間の長さがSEOに関係するのかは、賛否両論あります。しかし、良質なコンテンツであれば滞在時間は必然と長くなるはずです。
もし、検索結果に表示されたページに知りたい情報がなければ、すぐにそのページから離れてしまいます。訪れるユーザーの滞在時間が短いということは、ユーザーが求めている内容ではない可能性が高いでしょう。
もし、訪問者のページ滞在時間が短いのであれば、そのサイトに何かしらの問題があると考えなければいけません。ページの滞在時間は、上の項目がしっかりできているか確認する重要な指標になります。
2.ブログでSEO対策をする
上記に挙げたSEO対策を、ブログに活用してみましょう。以下のリストにまとめたのでチェックしてみましょう。
- 文字数を増やしてコンテンツを充実させる。理想は2000文字以上。
- 引用元・ソースのリンクを貼る。
- 似たようなページは存在しないだろうか?もしあれば、それを上回る情報を載せる。
- 誤字脱字はないか?文法はおかしくないか?よく確認する。
- 読みにくいレイアウトになっていないか?文字の大きさ、改行は適切か?全体を俯瞰で眺めてみる。
- 専門用語が多くて難しい言い回しになっていないだろうか?できる限りわかりやすい単語や言い回しにする。
- 他の人に共有したい、もしくはブックマークに保存したい内容だろうか?
- ある特定の情報に特化して書く。
- テキストばかりになっていないだろうか?図や表で説明した方が分かりやすいければそれらを貼付する。
- 広告を適度な量に調整する。
- 新しい記事をどんどん増やし、古い記事も最新の情報に書き直す。
- Google Analyticsで滞在時間をチェックする。短ければ何かしらの問題がある。上の項目を再度チェックする。
上記の項目はブログでも活用できる内容となっています。面倒かもしれませんが、ブログを上位に表示させるためには必須になるので実践しましょう。
ブログを書き続ければ自然と身についていくことなので、まずはどんどん書いていきましょう。
追記:SEO記事をさらに内容を充実させて書きました。併せてこちらも読んでみて下さい。
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