「一億総活躍社会」の意味

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 安倍内閣が目指す「一億総活躍」

安倍新内閣は、「一億総活躍」をスローガンに掲げています。ネットの反応はやはり冷ややかで、「意味が分からない」という意見が多々見受けられます。
個人的には、そこまで叩かれるほど酷いスローガンでもないと思っています。
「一億総活躍」はあくまでもスローガンです。スローガンの具体性は重要ではないですし、むしろ簡潔な方が良いでしょう。
ただ、今後も具体的な案が出ないようだと叩かれても仕方がないですけど。
※あらかじめ言っておきますが、自民党の回し者ではないですし、安倍首相の熱烈な支持者でもないです。消費税増税は反対派ですし。
 

なぜ「一億」なのか

ではなぜ、安倍首相は「一億」という言葉を選んだのでしょうか。「一億 意味」でググればすぐ出てきますが、「一億」には「全国民」という意味があるそうです。例えば、「一億総白痴化」「一億総懺悔」。なんか、マイナスなイメージがありますね…。
でも、私が最初にこの「一億総活躍」のスローガンを聞いた時に連想したのは、「一億総中流」です。
今では考えられませんが、バブルより以前は格差があまりなかったようです。日本は社会主義だったなんて言われるくらいですから。ほとんどの人が中くらいの生活をしていたから「一億総中流」。安倍首相は、この「一億総中流」を意識しているのだと思います。
バブル以降拡がってしまった格差を、縮めていかなくてはいけない。「一億総活躍」にはそういう意味が込められているのかもしれません。

 ジニ係数は所得格差を表す指標で、20年前に比べると大きく上昇しています。

 
そしてもう一つ。日本は現在、少子化が深刻に進行しています。このまま少子化が進むと、三十数年後には日本の人口は一億人を切ると言われています。一億人以上の人口をキープするには、もっと少子化対策を強化しなくてはいけません。
「一億総活躍」には、少子化対策の意味も込められているのでしょう。
 

「一億総活躍」を掘り下げる

「一億総活躍」をもっと掘り下げてみようと思います。「一億」と言うからには、全ての人が活躍できる社会を目指さなくてはいけません。では、今まで活躍したくてもできなかったのは、どのような人達なのでしょうか。

一つ目は女性です。もちろん、すでに活躍している女性は様々な分野にいらっしゃいます。しかし、就職活動や社内での昇進において差別を受けたという話は度々耳にします。

他国に比べて、女性役員の数が圧倒的に少ないのが現状です。

まず取り組むべきは、女性差別をなくすことです。日本は残念ながら男女平等に関しては後進国です。安倍内閣は男女の不平等を改善するにいたっていません。今後は、これまで以上に力を入れていくべき問題でしょう。

二つ目は低所得者です。これは前述しましたね。格差がこれ以上拡がらないように対策を打たなくてはいけません。

三つ目は地方に暮らす人達です。東京に比べると地方の人口減少が著しく、仕事も少ないのが現状です。しかし、東京一極集中での経済成長には限界もあります。

出生率に関しては東京よりも地方の方が高いので、今後は地方からの人口流出を防がなくてはいけません。そのためにも、地方経済の活性化が今後の課題になります。

 

次のステップに入った

アベノミクスは、大企業が儲かれば国民も潤うだろうという考えでした。実際、株価は大きく上昇しています。その点アベノミクスはある程度の成果はあったと思います。

しかし、大企業だけが儲かっても、国民が得られる恩恵には限度があります。次は、底上げをしなくてはいけません。

安倍政権の今後の課題は、男女の不平等をなくし、地方を活性化し、低所得者を減らしていくことです。

具体的な案はまだ発表されていませんが、国民をガッカリさせないように、これまで以上に力を入れて取り組んでいただきたいと思います。